自然エネルギーの船舶への応用に関する研究

 太陽光発電システムの船舶への搭載可能性に関する検討

 太陽光発電システムを船舶に搭載した場合に,どれくらいの発電量が見込めるのか,また,燃料消費量やNOx,SOxなどの有害物質の排出量をどの程度削減できるのかを推定し,各種船舶への太陽光発電システムの搭載可能性を検討しています。

 太陽光・ディーゼルハイブリッド発電システムに関する研究

 船舶上では,太陽光発電システムを搭載する場合でも,十分な日射が得られない場合に備えて他の電源システムを併用する必要があります。ここでは,太陽光発電とディーゼル発電のハイブリッドシステムを取り上げ,太陽光発電のお天気まかせの不規則な発電に対して,いかにハイブリッドシステムを構成するか,また,システムの効率のよい運転制御方法などを研究しています。

 太陽光発電電力の予測に関する研究

 太陽光発電は,その発電電力が天候に大きく左右されるという欠点があります。そこで,太陽光発電の発電電力をあらかじめ予測して,上記のハイブリッドシステムの高効率の運転制御に役立てる研究を行っています。特に,カメラを用いて太陽光発電設備上空の画像を取得し,雲の動きなどを解析して,日射量ひいては太陽光発電電力量を予測しようという試みは大変ユニークなものです。<共同研究先>

 風力発電システムの船舶への搭載可能性に関する検討

 太陽光発電システムと同様に,風力発電システムを船舶に搭載した場合に,どれくらいの発電量が見込めるのか,また,燃料消費量やNOx,SOxなどの有害物質の排出量をどの程度削減できるのかを推定し,各種船舶への風力発電システムの搭載可能性を検討しています。